【エクセル】こんな時どうする?困ったときの対処法

【Excel】の
こんな時どうする?
困ったときの対処法

Excelで「hello」と入力したいのに「Hello」となってしまいます。

ありますよね。
今回はエクセルでよくある、困ったときの対処法をお伝えします。
Excelは少々くせがあり、使い慣れていても「??」となるときがあります。
今回は普段よくある困ったを対処する方法をお伝えしたいと思います。
**********
小文字で入力したのに大文字になってしまう3パターン
その1
hello , the が「Hello」,「The」のように先頭の文字が大文字になる
原因
これはExcelの「オートコレクト」という機能が働いているためで、英文章の最初の文字を大文字に自動で変換してくれる機能です。
対処法

解除の仕方は「ファイル」から「オプション」「文章校正」、「オートコレクトのオプション」を選択します。



「オートコレクト」タブの「文の先頭文字を大文字にする」のチェックを外します。
「OK」→「OK」で設定できます。

これで先頭文字も小文字で入力することができます。
もし、先頭を大文字にしたかったら、その文字だけ「Shift」を押しながら入力すれば良いのです。
その2 入力した文字が突然全て大文字
突然、小文字が入力できなくなったら焦りますよね。
原因
アルファベットを全て大文字で入力する機能【Caps Lock】がONになっているからです。パソコンによってはキーボードの「Caps」にランプが付いてONになっていることが確認できます。
対処法
「Shift」を押しながらすぐ上の「Caps Lock」キーを押すことで「ON」「OFF」を切り替えることができます。

多分「Shift」と「Caps Lock」を同時に押してしまったのでしょうが無意識なので焦りますよね。
対処法が分かればもう大丈夫です。
その3 「true」が「TRUE」、「false」が「FALSE」になる
原因
これは「true」「false」が文字列ではなく論理値という数値のためです。
対処法
「Shift」+「7」キーで「’」(シングルクォーテーション)を入力してから「’true」「’false」と入力すると小文字で入力する事ができます。


他にも先にセルの表示形式を「文字列」にすることでそのセルに「true」「false」と入力することができます。

**********
数値が「######」になってしまった。
日付など数値を入力して突然「######」となり焦った事はありませんか?
よく確認しないでそのまま印刷してしまい日付が読み取れないなんてことにもなってしまいます。
次は数値が「######」になってしまった時の対処法をお伝えします。

日付を入力してコピーしたら、コピーした箇所が皆「######」に。
これは入力した文字よりセルの幅が狭いときにおこります。
ですから対処法はセルの幅を広げてあげればよいのです。
セルの列幅の広げ方
広げたい列と列の間にカーソルをおきます。

するとカーソルが画像のような両方向矢印に変わるのでクリックして右にドラッグするだけです。

左にドラッグすると列幅は狭くなります。
一度にひろげるには
画像ではB列からM列まで「######」になっています。
一つ一つ列幅を広げていくのは少し面倒です。
しかも列幅がそれぞれ違うのも見栄えがよくありません。
そんな時はまず「B列」の画像のあたりをクリックしクリックしたまま列幅を広げたいアルファベットまでドラッグして選択します。

そして「B」と「C」の間にカーソルを持っていきます。「C」と「D」の間でも「D」と「E」の間でも範囲内なら構いません。
カーソルが両方向矢印に変わりますのでダブルクリックします。

すると全ての列幅が文字の幅のサイズに合わせて広がります。

**********
数値を入力したら日付になってしまった
Excelで誤って日付を入力して、同じセルに数値を入力し直すと何故か数値が日付になってしまうことはありませんか?
これは一度日付を入力したセルはその表示形式を記憶してしまい、「Delete」キーなどで消して同じセルに数値を入力し直しても自動的に日付の形式に変換されてしまうからです。



しかも西暦は1903年。
これはシリアル値という数値に関係があります。
Excelでは1900年1月1日を1としていて1日ごとに1ずつ増えています。ですからこの記事を書いている2021年7月3日はシリアル値では44380ということにまります。
上の例では「1230」はExcelで1903年5月14日ということなのです。

では、一度日付を入力してしまったセルはどうしたら良いのでしょう
数値を入力するには

一度日付を入力すると、表示形式が「ユーザー定義」か「日付」になっていますのでここの下向き▽をクリックします。
このように「数値の書式」が展開されますので「標準」か「数値」にします。

そして数値を入力するときちんと表示できます。

分数が日付になってしまう
また分数を入力したいと思って「1/4」と入力しても日付に変換されてしまいます。
簡単に日付を入力できてありがたいのですが、「1/4」と数値で入力したい時もあります。

1/4と入力したいのに

1月4日になってしまう
そんな時は「Shift+7」キーで「’」シングルクォーテーションを入力してから「’1/4」と入力します。
すると「1/4」と入力することができます。
シングルクォーテーションを入力してから入力した「1/4」は文字列として扱われるのでそのまま「1/4」と表示されるのです。

'1/4と入力します

1/4と入力できました
「1-2」と入力したい時も同じです。

1-2と入力したいのに

1月2日になってしまう
やはり日付に変換されてしまいますので「’1-2」と入力します。
すると「1-2」と入力することができます。

’1-2と入力すると

1-2と表示されました
しかし、この方法ですと1学年7クラスあって、6年生まで入力するとなると面倒ですね。
そんなときは、予め入力するセルの表示形式を文字列に変えておきましょう。

入力するセルを選択して
(この場合はA列)

文字列を選択します
そして入力すれば「1-2」「2-2」と入力することができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はExcelの困ったときの対処法についてお伝えしました
**********
Excelを独学で学びたい方や、普段お仕事でエクセル使っているけどこの使い方が正しいのか分からない。もっと効率が良い方法があるのでは?とお悩みの方に、元パソコン教室インストラクターでMOSマスター取得の私がおすすめする書籍はこちらの「いちばんやさしい Excel 2019 スクール標準教科書 」基礎です。
カラーで文字も小さくないので初めてExcelを習うという方にも大変わかりやすい本です。
教室では他にもさまざまな本を扱っていましたし、自分でもいろんな本を購入しましたがこの「いちばんやさしい Excel 2019 スクール標準教科書 基礎」がダントツでわかりやすいです。
普段お仕事でExcelを使っている方には少し簡単すぎて物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この書籍にはパソコン教室インストラクターでさえ知らなかった「ちょっとした小技?」もたくさん載っていて、このテキストをひと通りこなせば実技で困ることはほぼないのではないでしょうか。
「こんなこと知ってるよ」と思わずに、本のとおりしっかり学んでいくとExcel得意になりますよ。
必ず「基礎」と「応用」両方やることをおすすめします。
それと大事なことですが、ご自分のExcelのバージョンと同じバージョンの本を購入することです。
自分のパソコンはExcel2019を使っているのに「Excel365」の書籍をみて学ぶとか、「Excel2016」の書籍で学ぶとかは無理です。
超初心者の方には「いちばんやさしいExcel」がおすすめですが、
中をのぞいてみてやっぱり簡単すぎると思われた方やMOS資格を目指す方は「Excel 2019 基礎 セミナーテキスト」がおすすめです。
同じカテゴリの記事一覧へ