【After Effects】イラストレーターのデータをアフターエフェクトに読み込む方法【後編】

【After Effects】
イラストレーターのデータを
アフターエフェクトに読み込む方法
【後編】

今回は、イラストレーターのファイルをアフターエフェクトに読み込んで、
このようなツタが伸びるアニメーションを、
初心者さんがつまずきやすいポイントを抑えて、みていきましょう。

前編ではイラストレーターでツタのイラストを作りました。
後編では、イラストレーターで作ったデータをレイヤーを維持したまま、
アフターエフェクトに読み込んで、
ツタが伸びるアニメーションを作っていきましょう。
イラストレーターデータをアフターエフェクトに読み込む
まず、新規プロジェクトを作成します。
新規コンポジション。
コンポジション名はつたにしました。
幅 1920Px
高さ 1080Px
デュレーションは6秒で作成します。
背景色はブラックにします。

プロジェクトを右クリックします。
読み込み
ファイル

ツタアニメーションを選んで
読み込みの種類をコンポジション
読み込みオプション
コンポジションを作成にチェックを入れないで読み込み

プロジェクトパネルに読み込まれたツタアニメーションフォルダーをフッテージに入れます。
開いてみるとレイヤーに分かれています。

エフェクトをつける
すでにイラストレーターでレイヤーごとに番号を付けてありますので、
レイヤー1から順番に、エフェクトをかけていきましょう。
レイヤー1のソロを押します。
ソロを押すと押したレイヤーだけが表示されます。

1レイヤーを選択した状態で、エフェクトから描画、
線を選択します。

次にペンツールを持ちます。
中心から中心からツタをなぞるように描いていきます。
このとき、必ず1レイヤーを選択している状態でペンを使います。
選択しないでペンを使うと違う挙動になりますので、注意しましょう。
きれいになぞれたら、


・全てのマスクにチェック
・ブラシのサイズ 9 少し大きくして線が隠れるくらいにします。
・色を変えておくと分かりやすいです。
・ペイントスタイルは 元のイメージを表示。
次に修了のストップウォッチをクリックします。
0秒:0%
2秒:100%にキーフレームを打ちます。
Uを押してキーフレームを表示します。

2つを選んで、F9で、イージーイーズをかけます。
グラフエディターを出してこのような感じにします。


次に2番めのレイヤーのソロを押して2番目だけ表示させます。
レイヤーを選択した状態で、ペンツールを持ちます。
そして、先ほどと同じように、ツタをなぞります。
なぞることができましたら、一番のエフェクトを『Ctrl+C』でコピーします。
2番めのレイヤーのマスクをクリックして『Ctrl+V』で貼り付けます。

二番目にもエフェクトがかかりました。
このように全てのレイヤーにマスクをかけていきます。
すべてのレイヤーにエフェクトがかかったら
少しずつ、ずれて現れるように、3と4を、5フレームほど後ろにずらします。
さらに、5と6を、5フレームほど、後ろにずらすなどして調節します。

いい感じにできたら、全てのレイヤーを選択して、『Ctrl+Shift+C』でプリコンポーズしておきます。
名前はtuta1にします。
tuta1を『Ctrl+D』で、複製します。
右クリックして、トランスフォーム、水平方向に反転。


Pを押して『位置』を表示してX軸の位置を動かします。
このままでも、素敵ですが、2つのレイヤーを選択してさらに複製、
右クリックして、トランスフォーム、垂直方向に反転。


こんなエレガントな感じになりました。
あとは、4つを選択して、エフェクト、スタイライズから、グローを選択して少しだけ光らせてみましょう。
しきい値70%。
グロー半径、54。


まとめ
いかがでしたか?
この3つのツタはすべて同じイラストレーターのデータから作られています。
イラストレーターで作ったオブジェクトをアフターエフェクトに読み込んで、
是非、いろいろ作ってみてください。

